♪レクィエム - ジャン・ジル

「レクィエム」をただボケ~っと聴いていてもしょうがないので (^^; こういったものを入手してみました。

レクイエム・ハンドブック
表紙は【レクイエム・ハンドブック】(高橋正平著)

初版は90年代とそこそこ古いもの。私はほぼ送料だけという中古でゲットしましたが (^^; 今でも現役で流通していて「レクィエム」の解説書としてはベストセラー的存在なのかもしれません。「レクィエム」の歴史、その構成と内容、歌詞全訳などがB5判60頁ほどにまとめられていて、基礎知識のない私には平易とまでは言えませんがそれでもとても簡潔で読みやすく初心者にもそれなりに参考になるんじゃないでしょうか。

「ラテン語が基本の『レクィエム』もキリエだけはギリシア語である」「『ミサ・ソレムニス』(ベートーヴェン)で付け加えられた感嘆符”Ah”はぎりぎりセーフだ!」「シューベルトが典礼文の一部を削除して作ったのは論外!(とあるのだが具体的に何を指してのことなのか私にはよくわかっていない (^^; )」「モーツァルトが自分の死を予感して『レクイエム』を書いたという伝説がその後の『レクイエム』をロマンティックに傾けた」など興味深い話題もありよかったらぜひ!(^^)

で、前回の「レクイエム」が現代の作品だったので本日は時代を遡りまくって (^^) バロック期の作品を。

ジル:レクイエム ジル:レクイエム
ジャケットは【ジル:レクイエム】(録音:1956年)
演奏はルイ・フレモー指揮/パイヤール管弦楽団ほか

ジャン・ジル(Jean Gilles:1668年~1705年、フランス・バロック時代の作曲家)ははじめて聞く名でしたがレクイエムの名曲探しをするとこの作品によく出くわします。解説によるとジャン・ジルはフランス南東部プロバンス地方出身。37才でこの世を去るまで地元やその周辺の教会のために宗教曲を書き続けた人でほとんど中央での活躍はなかったとか。それでも彼の「レクイエム」は作曲家ラモーやルイ15世の葬儀にも演奏されたほどで、同じくフランス・バロックの作曲家アンドレ・カンプラ(André Campra:1660年~1744年)のそれと並び称されることが多いようです。ちなみにカンプラはノートルダム大聖堂の楽長に就任するなど宗教音楽界の重鎮として活躍した人でジルの「レクイエム」を広めたのは友人だったカンプラだという話も。

印象的な冒頭のティンパニー(オリジナルにはなかったという説も)は葬送行進を想起させるものの重苦しさはなく(このフレモーの演奏にも要因はあるかもしれませんが)全体的にとても爽やかで祝典的な雰囲気も感じますね。当時のフランスでは<怒りの日>は省略されるのが慣習だった(解説より)ということもあり終始穏やかに聴き進められるのも特徴的。こちらもまた心温まる「レクイエム」ですね。



(00:00) 01 Introit
(04:37) 02 Et Lux Perpetua
(07:05) 03 Te Decet Hymnus
(11:55) 04 Kyrie
(14:02) 05 Graduel
(19:50) 06 Offertoire
(28:05) 07 Hostias
(30:00) 08 Fac Eas Domine
(31:10) 09 Sanctus
(33:20) 10 Benedictus
(35:15) 11 Agnus Dei
(39:05) 12 Lux Aeterna
(43:18) 13 Et Lux Perpetua







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