♪交響曲第3番 - 諸井三郎

ここのところPrimeSeatでは毎週土曜日20:00よりベルリン・フィル アワーが配信されている。明日はラトルによる「マーラー:交響曲第3番ニ短調」ほか。長いので録音して第6楽章だけ聴くか(汗)。楽しみ~!

本日は日本の作曲家諸井三郎の「交響曲第3番」で!

諸井三郎:交響曲第3番ほか諸井三郎:交響曲第3番ほか
ジャケットは諸井三郎の「交響曲第3番ほか」(録音:2002年)。演奏は湯浅卓雄指揮/アイルランド国立交響楽団。

諸井三郎は名前も音楽もこのアルバムがはじめて。何でも独学で作曲をはじめその後ドイツで本格的に学んだ人らしい。ウィキペディアには「旧世代の日本の作曲家が歌曲やオペラ中心の創作姿勢を選んだことに反発し、ベートーヴェンへの心酔もあいまって、楽想の抽象的な展開を追究する器楽曲の作曲家であることを目指した。」とあり。その辺のところはこのアルバムの解説が詳しいですがいかんせん絶対音楽が何たらかんたらと私の理解を超えているのでここでは詳細はパス(汗)。ぜひアルバムを買って読んでね(笑)。いずれにせよNaxosの日本作曲家選輯は日本語による詳しい解説がありがたい!

ここに収められた作品は彼の代表作。日本人の伝統的意識に照らせばフィナーレはじわじわと詠嘆や諦念を表出するのが相応しいという考えから「こどものための小交響曲」「交響曲第3番」の最終楽章は緩徐楽章になっているんだとか。

「こどものための小交響曲」はそのタイトルとは裏腹にむしろ大人の鑑賞に相応しい作品で、ん~あの有名な「おもちゃの交響曲」とはやはりだいぶ世界が違いますね。なるほど冒頭は楽しげですが哀愁を帯びた最終楽章などとても子供のためだけに作ったとは思えません。


ここでちょっとティータイム!

「おもちゃの交響曲」はてっきりモーツァルトの父、レオポルトの作曲と思っていたのですが、実は近年の研究によりオーストリアの作曲家(神父)によるものと判明したらしい(ウィキペディアより)。ん~パパ・モーツァルトの作曲のほうが何となく夢があってよかったかなぁと。時々事実が夢を壊すんですよね(怒)。ネッシーはいたほうがいいんです!(汗)


「交響曲第3番」は戦争末期の時代背景が色濃く投影された重厚な作品。音響的にはブルックナーで開けマーラーに終わる、そんな感じ(汗)。「死についての諸観念」という何だか難しいタイトルのついた第3楽章ですがベースに響くオルガンが印象的なこれが実にマーラーのように美しく感動的!日本と言えば「涅槃交響曲」の黛敏郎、ゴジラで有名な伊福部昭や武満徹といった人たちのどちらかと言えば個性的(現代音楽的)な作品が思い浮かぶのですが、私自身こういった旋律美を味わえる重厚なある意味オーソドックスな日本の作品はこれまでに聴いたことがなく、日本人ならぜひ聴いておきたい作品だと思いますね。

このアルバムはこれら作品の世界初録音ということで何とも貴重な一枚。お勧めですよ!



第1楽章:15:09
第2楽章:4:31
第3楽章:13:40

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